保護猫の飼い主探す施設 徳島市にオープン

飼い主が飼えなくなった猫などを保護して新たな飼い主を探すための施設がきょう徳島市にオープンしました。

この施設は飼い主が飼えなくなった猫や、自力での生活が難しい野良猫の保護を行っているNPO法人「あわねこ保育園」が運営しています。

これまで家主の許可を得たマンションで猫を引き取り飼い主を探す活動を行っていましたが、クラウドファンディングで1800万円余りの資金を募り、新たな拠点となる施設をオープンしました。

活動を広く知ってもらい新たな飼い主につなげるため、施設は一般に公開され15分あたり400円の入場料で保護猫とふれあえるほか、譲渡の条件を満たせば引き取ることもできます。

施設は猫の手術用の部屋も備え、入場料は施設の維持や飼育費用などに使われるということです。

阿南市から訪れた人は「以前、私が保護した野良猫がいると聞いて会いに来ました。すっかり元気になっていて安心しました」と話していました。

施設を運営する「あわねこ保育園」の井上智美園長は「新たな飼い主になりたい人はもちろん、事情があって飼えない人も触れ合って欲しい。この施設ができたことで保護猫活動についても知ってもらいたい」と話していました。

施設は毎週火曜日を除き午前11時から午後8時まで、予約不要で見学することができます。