徳島県立学校のタブレット端末問題で教育長陳謝「迷惑かけた」

徳島県立学校のタブレット端末に故障が相次いでいる問題で対応にあたってきた徳島県教育委員会の※さかき浩一教育長が退任を前に会見を開き、「生徒や保護者、先生方に迷惑をかけてしまった」と述べ、陳謝しました。

徳島県立学校で1人1台配布されるタブレット端末に故障が相次いでいる問題では、今月18日の時点で1万6500台の端末のうち故障の台数がおよそ6割にあたる9465台にのぼり、新たな端末の調達を進めていますが、生徒への「1人1台」の確保は新年度の開始に間に合わない事態となっています。

この問題で対応にあたってきたさかき教育長はあと1年の任期を残して31日、退任することになり、29日、会見を開きました。

この中で、さかき教育長は任期中に取り組んだコロナ禍での教育現場の対応について、「コロナ禍でこどもたちの学びをどうしていくのか。失われた時間の学びをどう取り返して行くのか模索する日々だった」と振り返りました。

一方、タブレット端末の問題については、「生徒や保護者、教員の皆様方にご迷惑をおかけした」と述べ、陳謝しました。

※「さかき」は「木」へんに「神」