自然環境保護や温室効果ガス抑制に取り組む団体など県が表彰

自然環境の保護や温室効果ガスの排出の抑制に取り組んでいる2つの団体と1つの事業者が26日、徳島県庁で表彰されました。

徳島県は毎年、自然環境の保護や気候変動対策などに取り組んでいる個人や団体、それに事業者を「とくしま環境賞」と「気候変動アワード」の2つの部門で表彰しています。

県庁で26日、表彰式が行われ、谷本悦久政策監がそれぞれの部門の代表者に表彰状を手渡しました。

このうち「とくしま環境賞」を受賞した徳島市の「とくしま自然観察の会」は吉野川の河口にある干潟の清掃活動を30年間、続けてきたことなどが評価されました。

同じく「とくしま環境賞」を受賞した「石井町消費者協会」は本来は食べられるものが廃棄される「食品ロス」の削減にむけて地域住民に呼びかけてきた活動などが評価されました。

「気候変動アワード」を受賞した藍住町にある自動車部品メーカーの工場は鉄を焼いてかためる機械の稼働時間を短縮して温室効果ガスの排出を減らす取り組みが評価されました。

「とくしま自然観察の会」の井口利枝子代表は「30年の活動が評価されてうれしいです。これからも若い人たちが誇りに思えるような吉野川にしていきたい」と話していました。