徳島県「ヤングケアラー」支援のマニュアル公表 早期発見へ

徳島県は家族の介護やケアなどをしている子どもたちいわゆる「ヤングケアラー」を支援していくためのマニュアルを公表し、早期発見に向けた取り組みなどを強化することになりました。

徳島県庁で25日「ヤングケアラー」を支援していくための会議が開かれ、市町村や関係機関の担当者など45人が集まりました。

この中で、県の担当者が、支援に向けたマニュアルを公表し、基本方針として子どもに寄り添った支援を考えること、複数の関係機関との連携、それに支援を継続していくことをあげました。

また、支援が必要な子どもや家庭を早期に発見するため、世帯の構成や家族へのケアの状況、それに子どもの様子を確認するチェックシートの活用を呼びかけました。

参加した人からは「来年度以降も事例を積み重ねて共有していくことが有効だ」とか「今後、評価や検証が必要だ」といった声があがっていました。

徳島県こども家庭支援課の國見あゆみ主任は「実際の支援の事例を共有して実情に応じてマニュアルのアップデートを図っていきたい。学校現場に携わる方などを中心に配布し周知していきたい」と話していました。