とくしまマラソン 雨が降る中 約6500人が駆け抜ける

徳島県の吉野川沿いなどを走る「とくしまマラソン」が行われ、雨が降る中、およそ6500人のランナーがコースを駆け抜けました。

ことしの「とくしまマラソン」は新型コロナウイルスの5類への移行に伴い、海外ランナーの参加枠も復活し、朝から雨が降り、肌寒い1日となりましたが、スタート地点の県庁前には、およそ6500人のランナーが集まりました。

そして、午前9時に号砲がなり、一斉に飛び出すと大会のゲストで元日本記録保持者の設楽悠太選手と双子の兄の啓太選手、学生時代に箱根駅伝でも活躍したプロのランナー、神野大地選手らが手を振って送り出しました。

ランナーは、吉野川沿いなどの42.195キロのコースを、ゴール目指して走り、沿道では地元の人が拍手や楽器の演奏で応援していました。

そして、トップのランナーは、2時間16分40秒のタイムで、ゴールテープを切りました。

男子総合で優勝した千葉県松戸市の会社員、山下友陽さんは「景色がいいコースで天気が悪かったのが悔やまれる。優勝を目指して練習してきたのでうれしい」と話していました。

毎年、参加しているという徳島市の47歳の女性は「タイムはベストには届かなかったがいままでで一番楽しかった」と話していました。

一方、実行委員会によりますと、24日の悪天候で体調不良を訴えるランナーも出て午後5時までに1人が低体温症で病院に運ばれたということです。