センバツ雨で中止 阿南光高校 ２４日に順延の２回戦へ調整

センバツ高校野球は２３日、すべての試合が雨で中止となり、２４日に順延された２回戦に向けて、徳島の阿南光高校の選手たちが調整しました。

阿南光は２３日、２回戦で熊本国府高校と対戦する予定でしたが、雨のため試合は中止となり、２４日に順延されました。

選手たちは２３日午後、甲子園球場の室内練習場でおよそ１時間半、調整を行いました。

打撃練習では、体の前でボールを捉えるよう高橋徳監督が指導にあたり、打線の中心を担う福田修盛選手が鋭い打球を何本も飛ばしていました。

また、投手陣は、初戦で完投し１１奪三振と好投した吉岡暖投手が、ストレートを中心におよそ３０球を投げてボールの感覚などを確かめたということです。

キャプテンの井坂琉星選手は「あすの試合では、投手中心に守ってリズムを作り攻撃につなげて勝つことで、野球を通じたまちづくりに取り組む阿南市を全国の人に知ってもらいたいです」と意気込みを語りました。

高橋監督は「ボールを捉える意識で、バッティング練習をさせていて好調を維持できている。対戦相手は守備が堅く粘り強い印象だが、どんな投手にも対応できる練習を積んできたので、選手たちの攻撃に期待したい」と話していました。