子どもたちが化学の楽しさを学ぶ体験教室 北島町

子どもたちに地域にある企業の仕事を知ってもらおうと、23日、北島町で化学品メーカーの研究者による体験教室が開かれました。

体験教室は地域活性化に取り組む北島町のNPO法人が初めて開いたもので、会場の町役場には親子連れを中心におよそ70人が訪れました。

はじめに、香川県丸亀市に本社がある化学品メーカー「四国化成工業」の徳島工場の研究者が、色分けされた球形の模型を使って原子や分子の構造を説明しました。

続いて、子どもたちは実験用の白衣やゴーグルを身につけ、水と油を混ぜた液体に錠剤を入れて炭酸ガスが発生する実験を行いました。

そのほか、町内の工場で作られている漂白剤を使い、紅茶をしみこませた茶色の布を水につけると色が落ちていく様子を観察していました。

参加した小学5年生の男の子は「布が白くなる実験が面白かった。わからなかったことを知ることができてとても楽しかったです」と話していました。

主催したNPO法人の岡田あかね理事長は「学んだことを生かして、将来は地元の企業に就職して地域を盛り上げてほしいです」と話していました。