ハウス栽培のすだちの出荷始まる 阿南

農業用ハウスで栽培された特産のすだちの出荷が3月から阿南市で始まっています。

阿南市では46戸の農家が、およそ880アールの農業用ハウスで特産のすだちを栽培し、出荷量は県内のハウスすだちの9割以上を占めています。

ことしは3月7日から収穫が始まり、このうち甘利敏章さんのハウスではすだちの大きさを確認しながら、傷をつけないよう、はさみで一つ一つ丁寧に摘んでいました。

ハウスすだちは、阿南市内の選果場で大きさごとに8個から10個ずつケースに詰められ、200グラムあたり例年並みの1200円から1500円で取り引きされているということです。

甘利さんは「品質のよいすだちが収穫できています。ハウスで育てたすだちは露地で栽培されたものに比べて皮が薄くて果汁が多く、しぼって刺身や豆腐にかけるとおいしいです」と話していました。

阿南市で栽培されたハウスすだちは8月中旬まで、県内のほかに東京や関西にも出荷されるということです。