県内の大学生が「サポート詐欺」被害防止の動画を作成して公開

パソコン画面に「ウイルスに感染した」といったうその警告を表示させ、カネをだまし取る「サポート詐欺」の被害が相次いでいることから、徳島県内の大学生2人が、被害防止のポイントを伝える動画を作成してSNSなどで公開しています。

動画を作成したのは、徳島市にある四国大学の3年生、寺田晴喜さんと坂東美咲さんです。

動画は、サポート詐欺の被害を体験できるサイトに、みずからアクセスするところから始まり、突然、パソコン画面に「ウイルスに感染した」という警告が表示されたり、警告音を鳴らしたりしてユーザーを焦らせる手口を紹介しています。

そのうえで、表示される、うその問い合わせ番号に「絶対にかけないで下さい」と繰り返し呼びかけています。

さらに警告が表示された場合、キーボードの「エスケープキー」を押して画面を小さくし、右上の「閉じる」をクリックしてブラウザーを閉じる対処法もわかりやすく伝えています。

寺田さんは「聞き取りやすく話すよう意識しました。サポート詐欺にあっても慌てず動画を思い出して対処してほしい」と話しています。

坂東さんは「わかりやすくするため目のアップを使うなど工夫した。詐欺を減らす手助けになってほしい」と話していました。

この動画は徳島県警のSNSや警察本部前の電子掲示板などで公開されています。