徳島 阿南市 貧困や障害の課題を支援 弁護士会と契約

徳島県阿南市は貧困や障害に関する課題を抱える市民を関係機関と協力して支援するため県内の自治体で初めて徳島弁護士会と契約し、法律家の視点からもサポートを始めることにしています。

阿南市では貧困や高齢、障害に関する課題を複合的に抱える市民からの相談に対応するため、おととしから関係機関と協力して支援方法を検討する会議を開いています。

しかし相続やローンの返済など、法律の知識が必要で行政だけでは解決に時間がかかるケースもあるため、阿南市は県内の自治体で初めて徳島弁護士会と契約し、来月から支援の枠組みに加わってもらうことを決めました。

今後は弁護士会が依頼した弁護士が関係機関の会議に出席し、法律家の視点から高齢者や障害者の支援を中心にアドバイスするということです。

阿南市地域共生推進課は「これまでは法律や権利関係の課題解決に時間がかかっていた。弁護士と協力することで包括的な支援体制を強化したい」としています。