警察官の育児休業取得を支援する取り組み 徳島県警で4月から

警察官らの育児休業の取得を支援するため、徳島県警は、4月から警察本部に新たな係を設けて育児休業をとる人がいる職場に応援を派遣する取り組みを始めることなりました。

育児休業をめぐっては、政府は、子ども未来戦略方針で、男性の育児休業の取得率を来年・2025年までに民間で50%、公務員で85%にする目標を掲げています。

徳島県警ではおととしの時点で
▽女性の警察官・一般職員がともに100%
▽男性の一般職員は50%、
一方
▽男性の警察官は年々、増加しているものの、8%となっています。

これについて徳島県警は、より育児休業を取得しやすい環境をつくるため、育児休業をとる人がいる職場に警察本部から応援を派遣して業務をサポートする体制を整備することになりました。

具体的には警察本部の警務課に4月から新たに「キャリア支援係」をつくり、支援にあたる25人の中から、現場の要請に応じ、育児休業をとる人の代わりに人員を派遣するということです。

このほか春の人事異動にあわせて、特殊詐欺を担当する捜査2課にほかの都道府県の警察と連携するための「特殊詐欺連合捜査係」を、サイバー戦略推進課に警察署の捜査を支援する「サイバー支援係」を新たに設置することを明らかにしました。