東みよし町で防災フェスティバル 災害への備えを学ぶ

地域の防災意識を高めようと、10日、東みよし町で災害への備えを学ぶことができる防災フェスティバルが開かれました。

この催しは南海トラフ巨大地震などの災害への備えについて考えてもらおうと町の社会福祉協議会などが東日本大震災以降、毎年、開いています。

会場には地震の揺れを体験できる車両やロープの使い方の講習会など28のコーナーが設けられ、参加者たちはスタンプカードを持って回っていました。

このうち手話のコーナーでは、あいさつや体調を伝える方法など災害時に障害がある人とのコミュニケーションに役立つ手話を学ぶことができます。

またロープを使った講習では、救助がしやすくなるよう自分の体をロープでしばって固定する方法を教わっていました。

このほか災害用の炊飯器による炊き出しも行われ、訪れた人たちはふるまわれた温かいカレーを味わっていました。

ことし防災士の資格をとり催しに参加したという女性は「資格を取ったことで普段から備えを心がけていますが、まだまだ知らないこともあるので勉強になりました」と話していました。

また近くから訪れた女性は「避難用のグッズは準備していますが、自信がなかったのでいろいろ知ることができてよかったです。必要な物をチェックして身軽に逃げられるようにしたい」と話していました。