県内中学校 5年ぶりに卒業生と在校生がそろう卒業式

徳島県内の多くの公立中学校で8日に卒業式が行われ、徳島市の中学校では新型コロナウイルスの「5類」への移行を受けて、5年ぶりに卒業生と在校生そろって式に出席し、新たな門出を祝いました。

このうち徳島市の応神中学校では30人の生徒が卒業を迎えました。

卒業式は去年まで新型コロナの感染防止対策のため人数を制限して行われましたが、ことしは5年ぶりに卒業生と、1年生、2年生がそろって出席しました。

式では山口麻里校長が1人1人に卒業証書を手渡したあと、「多くの制約があるなか始まった中学生活ですが精一杯さまざまな活動に力を注いでくれました。どんな道に進もうとあなたらしく夢に向かって前進してください」とことばを贈りました。

このあと卒業生を代表して石津なぎささんが「ともに笑った仲間との時間をいつまでも忘れません。3年間の思い出は輝く宝石のような宝物です。きょうまで一緒に歩いてくれてありがとう」と答辞を述べました。

卒業生の女子生徒は「やっと卒業だと思う気持ちと仲間と過ごした時間が長く悲しくもあります。修学旅行や文化祭がとても楽しかった」と話していました。