「サポート詐欺」など架空請求被害相次ぎ注意呼びかけ

パソコン画面に「ウイルスに感染した」といったうその警告を表示させ、電子マネーをだまし取る「サポート詐欺」など、架空請求詐欺の被害が徳島県内で相次ぎ、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、このうち2月19日、鳴門市の70代の男性は、自宅でパソコンを使っていたところ、突然、画面に「トロイの木馬にかかりました。サポートするため電話をかけてください」と表示されました。

表示された番号にかけると、片言の日本語の男性からウイルスの解除に必要だと指示を受け、131万円分の電子マネーをコンビニで購入してコード番号を伝え、だまし取られたということです。

これは「サポート詐欺」と呼ばれる架空請求詐欺の一つで、家族に相談して被害がわかりました。

このほか2月、70代の男性と20代の女性は、コンピューターウイルスに関するトラブルや副業サイトをめぐり同様に架空の料金を請求され、あわせて270万円を相次いでだまし取られました。

ことし2月末までの県内の特殊詐欺の被害額はおよそ8900万円、被害件数は17件と去年の同じ時期より7件増え、このうち架空請求詐欺が、半数以上の9件と最も多くなっています。

警察は電子マネーでの料金の請求などは詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。