徳島市議会が開会 過去最大となる新年度当初予算案を提出

徳島市議会の定例会が始まり、災害時の拠点施設や認定こども園の事業費などで過去最大になった新年度の当初予算案が提出されました。

4日に開会した徳島市議会の3月定例会には新年度の当初予算案や今年度の補正予算案など39の議案が提出されました。

新年度の当初予算案は4月に市長選挙を控え新規事業を抑えた「骨格予算」ですが、災害時の拠点施設や認定こども園の事業費がかさみ、一般会計の総額で1117億7000万円と過去最大になりました。

また今年度の補正予算案には基金の積み立て費用などを盛り込んだ一方、去年の阿波おどりが黒字となり市が補助金として確保していた3000万円が不要となったほか、県立ホールの整備工事が停止し市の負担金およそ3億円が減った結果、一般会計の総額でおよそ13億円となっています。

内藤市長は「これまでの取り組みで前に進み始めた市が後退しないよう事業の継続性や重要性を踏まえた骨格予算として編成した。市民生活を守り地域経済の下支えに重点を置いた施策に取り組んでいる」と説明しました。

3月定例会は3月19日までの16日間の日程で行われます。