徳島県 1月の有効求人倍率 1.32倍 前月上回る

徳島県内のことし1月の有効求人倍率は1.32倍で前の月を0.04ポイント上回りました。徳島労働局は「一部の産業に底堅い推移がみられるものの足元の経済情勢などが雇用に与える影響に留意する必要がある」としています。

徳島労働局によりますと、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す県内の有効求人倍率は、ことし1月、実際に仕事に就く場所でまとめた「就業地別」で1.32倍と、前の月を0.04ポイント上回りました。

企業からの求人数は1万7354人で前の月を100人余り上回りました。

徳島労働局によりますと食品関係など製造業では安定的に求人が増加しているほか、物価高が続く一方で価格転嫁も進み、サービス業の求人も増加しているということです。

一方、建設業では、求人の見直しが進んでいることから例年に比べて減少傾向にあるということです。

徳島労働局は「一部の産業に底堅い推移がみられるものの求人数は緩やかに減少していくとみられる。足元の経済情勢などが雇用に与える影響に留意する必要がある」としています。