県がヤマト運輸と協定 災害時の支援物資運搬など連携強化

徳島県は、宅配大手のヤマト運輸と協定を結び、災害時の支援物資の運搬に加え、農林水産物の販路拡大などに向けても連携を強化していくことになりました。

県庁で行われた締結式には、徳島県の後藤田知事とヤマト運輸の長尾裕社長らが出席し、協定書を交わしました。

協定では、幅広い分野での連携を強化していくとしていて、
このうち災害時には
▽支援物資の迅速な運搬ができるよう届けられた物資の管理を適切に行うことや
▽宅配時に道路の損壊や倒木などが確認された場合、県に情報を提供することなどが盛り込まれています。

また、全国や海外の幅広い物流のネットワークを生かすことで、県産の農林水産物の販路拡大の支援を行うことなども盛り込まれています。

締結式で後藤田知事は「発災した際の物資の運搬や農林水産物の活性化などさまざまな分野でお力添えをいただきたい」と述べました。

締結式のあと、ヤマト運輸の長尾裕社長は「徳島の産物は付加価値の高いものがあるので海外を含めて全国のネットワークを生かし、新たな販路の開拓を実現していきたい」と話していました。