脱炭素社会へ 阿波銀行が店舗内に県産材を用いたスペース設置

脱炭素社会に向けた取り組みを加速させようと、徳島市に本店を置く阿波銀行が店舗内に県産材を用いたスペースを新たに設置し、26日公開しました。

阿波銀行は去年9月、脱炭素化への取り組みを進めようと徳島県と県産の木材の利用を促進する協定を結びました。

これを受けて徳島市東新町にある本店営業部の1階と2階の間の踊り場に「もくもくBANK」と名付けられた広さおよそ10平方メートルのキッズスペースを新たに設置し、26日公開しました。

キッズスペースでは子どもに木に親しんでもらおうと、壁や積み木などに県産の杉がふんだんに使われていて、訪れた子供たちが楽しそうに手に触れて、遊んでいました。

阿波銀行は今後、徳島市内の一部の店舗を木造に建て替えるほか、木材の活用を広く情報発信するなどして、脱炭素化への取り組みを進めていくことにしています。

阿波銀行本店営業部前田美紀経営役は「木の温かみを感じながらゆったりとした時間を過ごしてほしい。また、木材利用を推進し脱炭素社会に向けて貢献していきたい」と話していました。