蜂須賀桜 ライトアップ始まる とくしま植物園

徳島市の植物園では、早咲きの桜として親しまれる「蜂須賀桜」が咲き始め、ライトアップが始まりました。

蜂須賀桜は、江戸時代に徳島藩を治めていた蜂須賀家が大切にしていたものとされ、鮮やかなピンク色の花が特徴の早咲きの桜です。

およそ200本の蜂須賀桜が植えられている徳島市の「とくしま植物園」の一角では、21日夜、ライトアップが始まりました。

植物園によりますと、ことしは気温が高く、例年より10日ほど早く咲き始めたということで、園内の桜はすでに3分咲きとなっていて、一足早い春の訪れを感じることができます。

徳島市の50代の男性は「ライトアップが始まるのに合わせて来ました。花が浮かび上がって見える感じが昼と違ってきれいです」と話していました。

植物園を管理する徳島市公園緑地管理公社の酒井脩理事長は「ライトアップされた蜂須賀桜をきっかけに、植物園全体を見て楽しんでほしい」と話していました。

蜂須賀桜のライトアップは来月14日まで行われ、毎日、無料で鑑賞することができます。