フードバンクに卵を無償提供 養鶏業者の協会が支援

物価の高騰が続く中、生活が困窮している家庭などを支援しようと県内の養鶏業者でつくる協会がフードバンクに県産の卵5300個を無償で提供しました。

無償提供したのは県内の養鶏業者でつくる県養鶏協会で、19日、徳島市で行われた贈呈式には協会の出口隆久会長が出席しました。

この中で出口会長は「今回の支援が地域協力の輪の1つとなり、皆さんの今後の活動に役立ってほしい」と述べ、県産の卵5300個分の目録を手渡しました。

受け取った徳島市のNPO法人「フードバンクとくしま」の清田麻利子理事長は「物価高で家庭の生活が厳しくなっているので本当にありがたい。大切に使わせていただきます」と話していました。

提供された卵はフードバンクとくしまを通じて子ども食堂や支援団体など県内およそ30の団体に届けられるということです。

提供を受ける団体の山田未沙紀代表は「卵は普段の食生活で欠かせないのでありがたい」と話していました。