徳島市中心部の鉄道高架事業 年内に検証結果報告の方針
徳島市中心部の鉄道の高架事業などについて話し合う協議会が徳島市で開かれ、県側から、渋滞の緩和や事故の減少などの効果を検証しことし中に報告する方針が示されました。
徳島市で開かれた協議会の会合には県や市の担当者などおよそ70人が出席しました。
徳島市の鉄道高架事業は徳島駅とその周辺のおよそ4.7キロの区間を高架にする計画ですが、まだ整備が進んでいません。
会合でははじめに協議会の会長を務める徳島県の後藤田知事が「鉄道高架という大きな事業や沿線の鉄道の整備は国や県、徳島市が手を組まなくてはいけない。オール徳島で団結して前に進んでいきたい」と述べました。
続いて、県の担当者が高架によって踏切が無くなった場合、渋滞が緩和されるほか、移動時間の短縮や交通事故の減少などの効果が生まれると説明しました。
そしてこうした効果を検証するため、今月中に調査にあたる業者を選定し、ことし中に検証結果を報告する方針を示しました。