ジビエ料理のキャンペーン始まる 県が29飲食店と連携

県内で捕獲されたシカやイノシシなどの肉を使ったジビエ料理に親しんでもらおうという県のキャンペーンが、徳島市などで始まりました。

県内で捕獲されるシカやイノシシなどの野生動物は増加傾向にあり、年間2万7000頭以上にのぼりますが、ジビエ肉の利用は限られています。

このため県は、県内と東京の29の飲食店などと連携して、客がジビエ料理をスマートフォンなどで撮影して応募すれば、抽せんでジビエ肉などがもらえるキャンペーンを9日から始めました。

このうち、JR徳島駅近くの飲食店では、シカ肉を使ったステーキやハンバーグなど、7種類のジビエ料理を提供しています。

シカ肉は、美馬市木屋平から年間300キロほど仕入れていて、さっぱりした味わいが特徴だということです。

店の渡辺勇樹社長は「地元の野山を駆け巡った野生の独特のおいしさが魅力です。この機会に味わってみてほしい」と話していました。

徳島のジビエ肉のキャンペーンは3月10日まで行われます。