旧吉野川を生かした「かわまちづくり計画」を議論

徳島市や松茂町などを流れる旧吉野川を生かしたまちづくりを考える勉強会が開かれ、川の近くでのイベントや、カヌーや釣りといったレジャーなどを通して地域を活性化させていく方法を議論しました。

徳島河川国道事務所を中心に徳島市と松茂町などを流れる旧吉野川と周辺の街の魅力をいかした「かわまちづくり計画」の作成を進めています。

6日、松茂町で開かれた勉強会では、民間企業やNPO、それに自治体などからおよそ50人が参加して地域を活性化させるための方法について4つのグループに分かれて話し合いました。

このうち、カヌーや釣りなどのレジャーについて豊かな自然を残しながらも上流は水深が浅かったり川幅が狭かったりするためボートが安全に走行できるルートを整備する必要があるという意見が出ていました。

また、イベントについては、川の近くでマルシェの開催には船着場やトイレを整備するべきだという提案が出されていました。

徳島河川国道事務所は、勉強会での議論を踏まえて来年度中に計画を作成することにしています。

参加者は「民間や自治体が意見を出して話し合えるのは新鮮だった。にぎわいづくりや防災など旧吉野川で役割を増やしていければ良い」と話していました。