徳島の公立高入試で「育成型選抜」試験 3校は「阿波踊り」も

徳島県内の公立高校の入学試験でスポーツや文化活動の実績などを評価する「育成型選抜」の試験が行われ、阿波踊りの実績を評価する募集枠を設けた高校でも、受験生たちが試験に臨みました。

徳島県の公立高校の「育成型選抜」は、県内31の高校で一斉に試験が行われました。

このうち、鳴門市にある「鳴門高校」では、受験生たちが控え室に集まり持ち物の確認や注意事項の説明を受けた後、試験会場で静かに開始を待っていました。

鳴門高校など3つの高校では、伝統文化を継承して後継者を育成する目的で阿波踊りの募集枠が去年から設けられています。

徳島県教育委員会によりますと、育成型選抜はあわせて784人の定員に対し志願者数は809人で平均の倍率は1.03倍となっています。

このうち阿波踊りの募集枠を設けている高校は、いずれも3人の定員に対し鳴門高校は2人、徳島商業高校は7人が出願し、城西高校では出願がありませんでした。

試験の結果は2月10日に郵送されます。

また、県内の公立高校の「一般選抜」は願書の受け付けが2月20日に始まり、試験は3月5日と6日に行われます。