子どものSNSによるいじめなど防止へ 県教委と警察が連携

児童や生徒の「いじめ」を防ぐ対策などを話し合う会議が県庁で開かれ、SNSによるいじめやトラブルを防ぐために警察などと連携して取り組んでいくことを申し合わせました。

この会議は、小中学校や高校などでの「いじめ」を防ぐ対策を話し合おうと県教育委員会が開き、県内の小中学校や高校の校長など13人が出席しました。

はじめに県教育委員会の担当者が昨年度、県内の小中学校や高校などで認知されたいじめの件数は2900件あまりと過去最多となり、このうちおよそ8割が小学校で認知されていることが報告されました。

こうした中、会議では特にSNSによるいじめやトラブルを防ぐために徳島県警などが作成したデジタル版のリーフレットを通して児童や生徒に注意喚起を求めていくことを申し合わせました。

具体的には、偽アカウントを使ったひぼう中傷は名誉毀損などの罪にあたることや、下着姿などの不適切な画像を送ったり求めたりした場合は、児童ポルノ禁止法違反などにあたる可能性があることなどを呼びかけていくことにしています。

県教育委員会の生田雅和教育次長は「いじめの認知件数は増えているのでいじめは絶対に許さないという気持ちで今後も取り組みを進めていきたい」と話していました。