サイバー犯罪への防犯意識を 警察官が阿南高専で講義

若い世代のサイバー犯罪に対する防犯意識を高めてもらおうと、阿南市の高等専門学校で警察官による講義が行われました。

9日、阿南工業高等専門学校で行われた授業では、県警察本部のサイバー戦略推進課の警察官が講師を務め、4年生41人が参加しました。

講師はサイバー犯罪のうち、偽のサイトに誘導して入力させるフィッシング詐欺が特に多いとしたうえで、有名な企業を名乗ったメールでも不審なURLのものは絶対に開かないよう呼びかけました。

このほか学生たちがサイバー犯罪の捜査に関する問題を解き、正答数やスピードを競うコンテストも行われ、実際のサイバー犯罪の手口をもとに犯人の痕跡をたどる課題に取り組んでいました。

参加した学生は「普段の授業ではアプリなどを作っているのでセキュリティーの授業はあまりなかった。将来エンジニアになるには今回の授業のようにセキュリティーを学ぶことも重要だとわかった」と話していました。