徳島特産のすだちと阿波尾鶏 EUで保護へ 輸出拡大に期待

徳島特産のすだちや、地鶏の阿波尾鶏がヨーロッパでも地域ブランドとして保護されることになり、知名度の向上や輸出の拡大が期待されています。

日本とEUは、EPA=経済連携協定を結び、お互いの特産品を地域ブランドとして保護し合うGI=地理的表示保護制度を運用しています。

外務省などによりますと、この制度の対象でEUで保護されるブランドに、今月、新たに「徳島すだち」や「阿波尾鶏」など6品目が、輸出実績などを考慮して追加されました。

保護の対象になったことで、EU各国は「徳島すだち」や「阿波尾鶏」をかたる偽の商品に対して調査し、是正する義務を負います。

「徳島すだち」と「阿波尾鶏」は、香港などアジアにも輸出されていて、徳島県は、EUでの知名度の向上や輸出の拡大に期待したいとしています。

EUで保護される日本の農産物はこれで100品目余りとなり、四国の特産品では、徳島県の「木頭ゆず」や、香川県の「香川小原紅早生みかん」、「サヌキ白みそ」、「善通寺産四角スイカ」、高知県の「物部ゆず」が含まれています。