ネットバンキングの不正送金被害が急増 メールSMSに注意を

インターネットバンキングのIDやパスワードを盗み取り、預金が不正送金される被害が徳島県内で急増し、ことし11月までに1400万円あまりと過去最悪になっています。
とくに金融機関を装って偽サイトに誘導する「フィッシング」の手口が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますとネットバンキングのIDやパスワードが盗み取られ、預金が不正送金される被害は、県内でことしに入って11月末までに9件確認され、被害額は1400万円あまりとなっています。

これは統計を取り始めて以降、最も多かった去年の年間の被害総額のおよそ2倍にあたり、過去最悪となっています。

実在する金融機関を装ったメールやSMS=ショートメッセージに表示されたリンクから、本物そっくりの偽のログイン画面に誘導し、IDやパスワードを入力させて情報を盗み取る「フィッシング」の手口が、相次いでいるということです。

警察はメールやSMSで送られてきたリンクはクリックせず、金融機関の公式アプリやブックマークした公式サイトのURLからアクセスして利用するよう注意を呼びかけています。