県 職員が「生成AI」利用する際のガイドラインまとめる

ChatGPTなど文章や画像を自動的に作り出す「生成AI」について、徳島県は、職員が利用する際のルールを示したガイドラインをまとめ、27日、職員に通知しました。

「生成AI」をめぐっては普及が急速に進む一方、情報漏えいや他人の権利を侵害するリスクも懸念されています。

こうした中、徳島県は安全性を確保しつつ効果的に活用しようと職員が利用する際のルールを示したガイドラインをまとめ、27日、職員に通知しました。

それによりますと、利用は、内部資料の作成に限るとしたうえで、個人情報や機密情報の漏えいを防ぐため、こうした情報の入力を禁止するほか、入力内容を生成AIが学習しない設定にすることを求めています。

また、生成AIを使って作成する資料には虚偽や不適切な表現が含まれているリスクがあるため、▽根拠を確認することや▽著作権などの権利侵害にあたらないかを確認することなどが示されています。

県は、このガイドラインをもとに来年1月から3月にかけて利用を希望する職員を対象に検証を行い、年度内に資料の要約や、アイデアの創出など具体的な活用方針をとりまとめたいとしています。

県スマート県庁推進課は「セキュリティーの課題やどういった業務で有効に活用できるかを検証し職員の業務の効率化を目指したい」としています。