徳島市の再開発事業 物価高騰などで計画変更 完成にも遅れ

徳島市の新町西地区の再開発事業は物価高騰の影響などで計画が変更されることになり、これにより、事業費が9億円以上増えるほか完成時期も遅れることになりました。

徳島市の新町西地区の地権者で作る組合が策定し、市がことし5月に認可した事業計画によりますと、再開発事業ではホテルや高層マンションを建設するほか、川沿いに川の駅や憩いの広場を整備するとしています。

ところが物価高騰の影響や地権者の意向で組合が計画の一部を見直すことになったことから、市は21日から、変更となった計画書を一般に公開する「縦覧」の手続きを始めました。

計画書では、▽ホテルや立体駐車場などの建築面積を減らしていますが、▽資材費や人件費を含む工事費用などが上がったことから、事業費を9億2000万円あまり増やし、およそ135億円に変更しています。

事業計画が変更となるのは、今回が3回目で、これにより再開発事業が完了するのは、ことし5月に認可した計画より5か月遅れて令和8年12月となる予定です。

計画書の一般公開は1月10日までで、市役所の都市建設政策課の窓口や市のホームページで確認することができます。