「女性防災サポーター」養成講座 ゲーム形式で円滑な運営学ぶ

南海トラフ巨大地震に備えて、徳島県阿南市で、避難所の運営などを手伝う「女性防災サポーター」を養成する講座が開かれ、参加者がゲーム形式で円滑な運営を学びました。

講座は、災害時に避難所の運営などを手伝う人を増やそうと、阿南市の防災士や、長生地区の住民らが先月から3回開き、最終日の16日は元教員や主婦など9人が参加しました。

参加者は、避難所のスペースを避難した人ごとに割り当てるゲーム形式の訓練を行い、高齢者や車いすの人には避難所の1階を割り当てたり、自宅の近い人どうしを近づけたりするなど、アイデアを出し合いました。

講師を務めた防災士は、「避難所の運営は混乱する場合が多いので、事前に具体的なマニュアルを作っておくことも重要だ」とアドバイスしていました。

訓練のあと、参加者は講座の修了証書と「女性防災サポーター」のビブスを受け取り、今後、防災活動や災害時の支援にあたります。

「女性防災サポーター」になった50代の女性は「保育所で働いているので災害時に子どもたちを守れるように参加した。どう動けばいいか学べたので、できる範囲で活動したい」と話していました。