フランス人シェフが小学生に味覚の授業 徳島市

子どものうちから豊かな味覚を養ってもらおうと、22日、徳島市の小学校でフランス人のシェフによる味覚の授業が行われました。

この授業は食育に取り組むNPO法人がフランスで行われている活動をお手本に全国で開いています。

22日は講師を務めるフランス人シェフ、ドミニク・コルビさんが徳島市の方上小学校を訪れました。

はじめに児童が用意された5つの食材を食べて塩味や酸味など5つの味のどれにあたるかや、食材の内容をあてるクイズが行われました。

食材を口に含んだ児童は味によって様々な表情を見せ、うま味の食材にはしいたけが、甘味の食材にはなると金時がそれぞれ使われていることをあてていました。

コルビさんは、大人になると感じ取れる味覚が少なくなるとした上で、「小さい時から5つの味を欠かさず食べ続けると、大きくなっても子どものころと変わらず食事を楽しむことができる」と伝えていました。

参加した児童たちは「5つの味のことを初めて知り勉強になった」とか「いつもの食事でも味を意識して食べたい」などと話していました。

コルビさんは、「徳島の子どもたちに味覚の大切さを知ってもらえてよかった。徳島県にはいい食材が多いので子どものころから味覚が鍛えられていると感じた」と話していました。