阿南市長選 当選の岩佐氏“来春めど10万円給付実施の考え”

阿南市の市長選挙で、初当選を果たした岩佐義弘氏に当選証書が手渡され、岩佐氏は、物価高騰対策として全世帯に10万円を給付するなどとした公約について「来春をめどに実施を考えている」と述べました。

19日に投票が行われた阿南市長選挙では、新人で元県議会議員の岩佐氏が、2期目を目指す現職らをおさえて初めての当選を果たしました。

21日、市役所で当選証書の付与式が行われ、市の選挙管理委員会の岸野保幸委員長から岩佐氏に証書が手渡されました。

岩佐氏は「阿南市民の命や財産を守る重責を改めて感じて背筋が伸びる思いだ。直面している物価高騰への対策を行って生活を守り、市の経済の好循環の取り組みを進めていきたい」と述べました。

岩佐氏は、物価高騰対策として市内の全世帯に10万円、さらに18歳未満の子ども1人につき3万円を現金給付することなどを公約に掲げています。

これについて岩佐氏は、「国の方針がわかり次第、できるだけ早く市民の生活を守っていきたい。子育て世帯にとっては新学期を迎えるタイミングでもあるので、来春をめどに実施を考えている」と話しました。

岩佐氏の任期は12月7日からの4年間です。