SDGs実現考えるフォーラム さまざまな人の活躍方法を議論

国連が定めるSDGs=持続可能な開発目標の実現を考えるフォーラムが、徳島市で開かれ、障害がある人などさまざまな人が活躍するための方法について議論が交わされました。

「SDGs未来都市フォーラム」は徳島市がSDGsを達成する機運を高めようと開いたもので、会場には、市民などおよそ70人が集まりました。

このなかで市内で障害者の就労支援や高齢者の旅行支援に取り組む社団法人の経営者、榎本峰子さんが、ことし8月、徳島駅前にオープンしたカフェで、接客ロボットを導入して障害があっても自宅から遠隔で操作して働くことができる環境を整えたことを紹介しました。

また、専門家を交えたパネルディスカッションでは、多様性を実現する方法について議論が交わされました。

このなかでは、多様性を取り入れた「ダイバーシティー経営」を進めるには職員の年齢や性別を多様化するのではなく、考えを多様化させることが大切だという意見や、障害がある人には車の運転などに制限があることが多いことを踏まえ、公共交通機関が集まる徳島駅前に働く場所など、活躍できる場所を整備したいという意見が出ていました。