秋田知事が謝罪のじゃこ天 秋田のJ2会場で販売し売り切れに

サッカーJ2、ブラウブリッツ秋田のホーム戦の会場で、秋田県の佐竹知事が「貧乏くさい」などと述べ、その後、謝罪したじゃこ天が販売され、多くのサポーターたちが応援の意味も込めて買い求めました。

サッカーJ2のブラウブリッツ秋田は、13日、ホームの秋田市のスタジアムで徳島ヴォルティスを相手に、今シーズン最後の試合に臨みました。

これにあわせて、スタジアムの前では、急きょ、愛媛県宇和島市のかまぼこ店から取り寄せたじゃこ天300個が販売され、おおぜいのサポーターが買い求め、販売開始からわずか1時間ほどで売り切れとなりました。

じゃこ天をはじめとする四国地方の料理などをめぐっては10月、秋田県の佐竹知事が講演の中で「貧乏くさい」などと述べて問題となり、佐竹知事はその後、謝罪した上で、11月中旬に四国と合同の物産展を開催し、それぞれの特産品をPRするとしています。

じゃこ天を購入した由利本荘市の男性は「ファンクラブからのお知らせで、じゃこ天が売られているのを知りました。四国の方には『すみません』という思いしかありません」と話していました。

ブラウブリッツ秋田で広報を担当する佐藤祥之さんは「今後もお互いのチームで手と手を取り合って、地元を盛り上げていきたい」と話していました。

一方、試合は冷たい雨が降る中で接戦となり、1対1の引き分けで決着しました。