徳島県立の夜間中学が初の体験入学へ 入学後のイメージを

四国初の公立の夜間中学としておととし開校した徳島県立しらさぎ中学校は、入学後、家庭や仕事との両立が難しいとして、退学する人もいることから、初めての体験入学を行うことになりました。

徳島県立しらさぎ中学校は、不登校や病気で学校に通えなかった人などの学びの場として、おととし開校しました。

これまで69人が入学し、11人が卒業していて、いまも外国人を含む10代から90代までの42人が通う一方、家庭や仕事との両立が難しいなどとして、毎年、数人が退学しています。

このため、中学校は、入学後の生活をイメージしてもらおうと、ことし初めて、体験入学を行うことになりました。

体験入学は、今月13日からと、来年3月11日からの2回、いずれも5日間、無料で行われ、希望する人は、中学校のホームページにある申込書を送って申し込むことができます。

しらさぎ中学校の山田哲也教頭は「学習内容や仕事との両立、通学の不安を聞いてきたので、ふだんの授業を体験して安心して入学という1歩を踏み出してほしい」と話していました。