大正時代から続く菊人形展開催 「どうする家康」のシーン再現

吉野川市で大正時代から続く恒例の菊人形展が開かれていて、NHKの大河ドラマ「どうする家康」のシーンなどが再現されています。

吉野川市鴨島町の菊人形展は大正14年から続いていて、秋を彩る恒例行事となっています。

市役所前の会場には、等身大の菊人形10体が展示されことしはNHKの大河ドラマ「どうする家康」をテーマに、戦支度を整える主人公の徳川家康を正室の瀬名が気遣うシーンなど3つの場面が再現されています。

菊人形の衣装には、1体につきおよそ200本の菊が使われていて、訪れた人たちは鮮やかに彩られた人形を写真に収めるなどして楽しんでいました。

このほか会場には地元の愛好家や小中学校の子どもたちが育てたおよそ500鉢の菊も展示されています。

ことしは残暑が厳しかったことから開花が遅れていて、まだつぼみのものも目立ちますが、実行委員会によりますと、これから開花が進み、来月の2週目頃には見頃を迎えるということです。

毎年訪れているという徳島市の夫婦は「大河ドラマの人形を見たいと思ってきました」「去年より一層すばらしい」と話していました。

吉野川市の菊人形展は来月26日まで開かれています。