学習アプリ不正アクセス 徳島県内でも53人分の情報流出

カシオ計算機の学習用アプリのデータベースに不正アクセスがあり個人情報が流出した問題をめぐり、徳島県内でも徳島市の城ノ内中等教育学校の生徒など53人分の情報が流出したことが分かりました。
これまでのところ被害は確認されていないということです。

東京に本社を置く「カシオ計算機」は18日、全国の小中学校や高校などで使われ、個人でも利用できる学習用アプリ「ClassPad.net」のデータベースに不正アクセスがあり、12万件あまりの個人情報が流出したと発表しました。

これについて徳島県が20日午後に開いた会合で、徳島市にある県立の中高一貫校、城ノ内中等教育学校で個人情報の流出が確認されたと発表しました。

学校によりますと、流出したのはアプリに登録していた生徒や卒業生、教員あわせて53人分の氏名だということです。

19日、会社から学校に連絡があったということで、県教育委員会や学校はこれまでのところ流出による被害は確認されていないとしています。

県教育委員会教育政策課の櫻木大介副課長は「流出が確認されるケースがさらに増える可能性があり、心当たりがある場合は連絡してほしい」としています。