徳島 県立学校のタブレット端末故障 3500台に

県立学校に配布されたタブレット端末に故障が相次いでいる問題をめぐり、県教育委員会の調査で新たに故障が見つかり、故障した端末はあわせて3500台に上ることが分かりました。

これは20日、後藤田知事が開いた会見で明らかになりました。

県が県立学校に配布している中国製のタブレット端末をめぐっては、これまでにおよそ1万6500台のうちおよそ2800台で故障が見つかっています。

県教育委員会がすでに故障が見つかっている29の県立高校などに文書で報告を求めたところ、今月13日までに新たに641台の故障の報告が寄せられたということです。

これで故障が見つかったのは全体の21%にあたる3500台に上り、県教育委員会は学校に使用を控えるよう通達しました。

この問題について後藤田知事は「教育委員会には真摯に透明性を持って対応してほしい」と述べ、県教育委員会が会見して説明するよう求めました。

県教育委員会は副知事をトップとした対策会議を開き、購入の経緯を調べるほか代わりの端末を新たに購入するなどの対応を検討する方針です。