三好市「世界の持続可能な観光地」トップ100に県内初選出

豊かな自然で“秘境”として人気の「祖谷のかずら橋」がある三好市が「世界の持続可能な観光地」のトップ100に県内の自治体として初めて選ばれました。

オランダの非営利団体、「グリーン・デスティネーションズ」は景観の保全や文化財の保護など基準を満たした世界の100都市を「持続可能な観光地」として毎年、発表していて、ことしの選考では三好市が県内で初めて選ばれました。

国の重要有形民俗文化財で年間およそ30万人が訪れる三好市の観光名所、「祖谷のかずら橋」は橋に使われているつる植物の「シラクチカズラ」が雨や風で傷むため、3年に1度、ほぼ手作業で橋の架け替え作業を行っています。

市によりますと、こうした伝統的な工法で架け替えを続ける一方、近年、入手が難しくなっている「シラクチカズラ」を地元の子どもたちと植樹している活動が評価されたということです。

世界のトップ100の都市に選ばれると、認証されたことを示すロゴマークを掲げて旅行客にPRできるということです。

三好市は「環境などに配慮した持続可能な観光はいま世界中で注目されている。三好市により多くの人が足を運ぶことで地域の発展につながってほしい」としています。