徳島を治めた4大名家の興亡たどる企画展 徳島城博物館

室町から戦国にかけて徳島を治めた4つの大名家の興亡をたどる企画展が徳島市の徳島城博物館で開かれています。

徳島市の徳島城博物館で開かれているこの企画展では、室町時代から戦国時代にかけて徳島県を治めた細川氏や三好氏、それに長宗我部氏や蜂須賀氏の4つの大名家の歴史をおよそ100点の資料をもとにたどります。

このうち三好長慶の弟で、阿波国を統治していた三好実休の肖像画は、江戸中期のものですが、かっちゅうや刀が一緒に描かれ、武将としての力強さを強調しています。

また、高知の大名の印象が強い長宗我部氏も一時期、徳島を治めたことが紹介され、四国統一を目指した長宗我部元親の肖像画は国の重要文化財に指定されています。

市立徳島城博物館の森脇崇文学芸員は、「徳島を治めた4つの大名が一堂に並んだ企画展はこれまでなく、室町から戦国までのそれぞれの大名の興亡のストーリーがわかるよう展示した。ぜひ、楽しんでもらいたい」と話していました。

この企画展は11月26日まで開かれています。