阿波 中学校給食に金属のナット “食品会社で混入”

徳島県阿波市の中学校で16日、給食に金属のナットが混入しているのが見つかりました。
市の学校給食センターは、食品の製造会社が材料を切る際に誤って混入したことが原因だったとして、会社に再発防止を徹底するよう求めました。

16日、徳島県阿波市の土成中学校で、給食として出された牛肉とごぼうの煮物の中に、直径およそ1センチの金属のナットが混入しているのを女子生徒が見つけました。生徒は食べる前に気づき、けがなどはありませんでした。

阿波市学校給食センターによりますと、16日から原因を調べるため、調理場や仕入れ先などの会社で点検が行われた結果、煮物の材料を切った県内の食品製造会社から、材料を切る機械が設置された作業台のナットが外れ、混入したとみられると報告があったということです。

給食センターは市内14の小中学校に提供している給食について、17日は献立を変更し、レトルト食品を提供しましたが、18日から通常の給食を再開するとしています。また、食品製造会社に再発防止を徹底するよう指示しました。

阿波市学校給食センターは、「今回のことを重く受け止め、再発防止を図り、安全で安心な給食の提供に努めたい」としています。