自転車用ヘルメット 県が高齢者など対象に購入費用を補助

ことし4月に努力義務化された自転車のヘルメットの着用率の向上につなげようと、徳島県は県民がヘルメットを購入した際に費用を補助する制度を設け、市町村で受け付けを始めました。

ことし4月から、自転車に乗る際はすべての人を対象にヘルメットの着用が努力義務化されました。

これについて、警察庁が7月時点の都道府県ごとの「着用率」を調べたところ、徳島県では全国の平均を上回ったものの18.4%にとどまりました。

こうした状況を受けて、県は、市町村と連携して65歳以上の高齢者と、通学などで自転車を利用する機会が多い18歳から16歳について、自転車のヘルメットの購入費用の2分の1、最大で3000円を補助する制度をつくりました。

対象はことし8月4日から今年度末までに購入した人で、それぞれの市町村の窓口に購入時の領収書を付けて申請する必要があります。

このための経費が盛り込まれた補正予算案は、県議会の9月定例会で可決され、一部の自治体では、すでに申請の受け付けを始めているということで、県のホームページからそれぞれの市町村の窓口や申請の開始日が確認できます。

県によりますと、都道府県が自転車のヘルメットの購入を補助する制度をつくるのは、愛知、東京に次いで全国で3番目だということです。