徳島 来年の阿波おどり向け民間提携拡大 “複業人材”採用へ

来年の阿波おどりに向けて、徳島市は企業などに働きながら市の業務を行う「複業人材」を採用して、民間企業との提携拡大などに取り組んでもらう試みを始めることになりました。

「複業」は、本業以外で副収入を得る「副業」とは異なり、経験や知識を生かして複数の本業を持つ働き方のことです。

徳島市は複業を希望する人と自治体や企業を仲介するサービスを提供する東京のIT企業と協定を結び、「複業人材」を採用することになりました。

募集するのは、▽来年の徳島市の阿波おどりに向けて、資金の調達方法などについて民間企業との提携を広げる「パートナーシップ拡充アドバイザー」と、▽市の情報発信やSNSの活用法を提案する「SNSマーケティングアドバイザー」で、今月24日まで募集を行い、採用された複業人材は再来月から半年間、まずは、試験的に無償で業務にあたるということです。

複業人材を仲介するIT企業の大林尚朝代表は「多様化する行政の課題を解決できる人材を選考できるようにしたい」と話していました。

徳島市は「市がさらに前に進むために民間企業で活躍している人の力を借りたい」としています。