秋の味覚 伊勢えび漁が始まる 1か月遅れの初水揚げ 美波町

徳島県南部で秋の味覚、伊勢えびの漁が始まり、美波町の漁港でもさっそく、生きのいい伊勢えびが水揚げされました。

徳島県の伊勢えび漁は、毎年9月中旬に解禁されますが、美波町の由岐漁港では、猛暑で気温が高い日が続いたことなどからおよそ1か月遅れた11日、初めての水揚げが行われました。

午前2時ごろに出航した漁船は、午前7時ごろに港へ戻り、かごに入れられた伊勢えびが次々と水揚げされました。

初日の水揚げとしては、例年より数は少ないということですが、大きいものは、体長およそ35センチ、重さは500グラムほどあり、なかにはかごから飛び出すほど生きのいいものもいました。

由岐地区で水揚げされた伊勢えびは、10月22日に4年ぶりに行われる「由岐伊勢エビまつり」でもふるまわれるということです。

漁師の近藤忠行さんは「きょうは数は少なめでしたが、大きさはいいものが多かった。多少値は張りますが、ぜひ多くの人に食べてもらい」と話していました。

徳島県の伊勢えび漁は、来年5月中旬まで行われ、京阪神を中心に出荷されます。