学校配付のタブレット端末で相次ぐ故障 校長会で陳謝 県教委

県立学校に配布されたタブレット端末に故障が相次いでいる問題で、県教育委員会は臨時の校長会議を開き、陳謝しました。

県は国の「GIGAスクール構想」に基づいて、令和2年度から、県立学校にあわせて1万6500台のタブレット端末を配布していましたが、この夏の猛暑や経年劣化によるバッテリーの膨張が原因で、端末全体のおよそ17%にあたる2859台で故障が見つかっていました。

これを受けて、県教育委員会はオンラインで臨時の校長会議を開き、はじめに県教育委員会の榊浩一教育長が「子どもたちや保護者におわびします」と陳謝しました。

また、県の担当者からは、タブレット端末の数が不足していることから、時間割を調整してそれぞれのクラスで故障していない端末を貸し借りして使うよう説明がありました。

これに対し、校長らから故障した端末はいつごろ使えるようになるかや、ほかのクラスから端末を借りて運用するのは難しいという意見が相次ぎました。

県の担当者は「修理費用が不足し、今年度中は修理ができない」と説明していました。

県教育委員会の榊教育長は「子どもたちに学びの場を提供できずおわびを申し上げたい」と話していました。