猛暑などで学校配付のタブレット故障相次ぐ 調査へ

この夏の猛暑などで県立学校に配布されたタブレット端末に故障が相次いでいるとして、県教育委員会は6日緊急の対策会議を開き端末の選定に問題がなかったか調査に乗り出すことを決めました。

県は国の「GIGAスクール構想」に基づき、令和2年度から県立高校にタブレット端末を配布していてその数は28校であわせて1万6500台に上ります。

県教育委員会によりますとことし7月下旬に複数の学校から故障の報告が寄せられたため、すべての県立高校で調査したところ、先月までに端末全体のおよそ17%にあたる2859台で故障が見つかりました。

端末は中国製で、故障のほとんどがこの夏の猛暑や経年劣化によるバッテリーの膨張が原因とみられるということです。

県教育委員会は6日に県庁で緊急の対策会議を開き、端末の選定に問題はなかったかや、学校での保管状況について調べ、端末が使えない生徒への対処などを話し合うことを申し合わせました。

県教育委員会は「今回の事態を重く受け止め、問題を精査して生徒の学びを継続していけるように対処したい」としています。