徳島 牟岐町の子ども支援団体などに助成金

不登校の子どもなどが、学習や料理などを体験できる場所を提供する牟岐町の団体などが、全国で子どもたちの育成を支援するNPOの助成を受けることになりました。

子どもの育成を支援するNPO「モバイル・コミュニケーション・ファンド」の助成を受けるのは、牟岐町の団体「うみのこてらす」と、若者の実習などを支援する「牟岐キャリアサポート」で、先月29日、町内で助成金の贈呈式が開かれました。

このうち「うみのこてらす」は、町内の廃校になった小学校などを使って、子ども食堂や、子どもたちのための居場所作りをしています。

退職した教員などがボランティアで参加し、子どもたちは、無料で学習や、料理などの体験ができ、先月も小学生から高校生までおよそ10人が参加していました。

団体は、NPOから70万円の助成を受け、新たに、不登校の子どもたちの自宅を訪問してサポートしたり、保護者の相談会を開いたりすることにしています。

団体の代表で、牟岐町出身の大学生の川邊笑さんは「子どもたちを待つのではなく、遠くて来られない子にも会いに行く新しい形の支援を進めたい」と話していました。