警察官がドローンの活用学ぶ 災害時の捜索など活用へ

災害時の捜索などに活用しようと、警察がドローンの活用を学ぶ講習会が石井町で開かれ、映像だけを頼りに人を捜し出しました。

27日、徳島名西警察署石井庁舎で開かれた講習会には、警察官などおよそ20人が参加しました。

操縦士の養成などを行うドローンスクールのインストラクターが講師を務め、はじめに、去年の法改正で、100グラム以上のドローンは所有者などの情報の登録が義務づけられたと説明しました。

このあと、ドローンを操縦して行方不明者を捜す練習が行われ、参加した警察官らは、上空のドローンのカメラの映像をモニターで確認しながら捜しました。

そして、建物の屋上にいる人を見つけると、インストラクターがドローンのスピーカーを通して、安否やけがの程度を確認しました。

全国の警察では、事件の捜査や要人の警護にドローンの導入を進めています。

徳島名西警察署の矢代潤警備課長は「山間部における災害では、被害状況の把握が困難なことがある。住民の安全や安心を守るため、ドローンは有効なツールだ」と話していました。