台湾との定期便実現へ 知事が航空会社に県の魅力をアピール

徳島と台湾を結ぶ定期便を実現しようと、徳島県の後藤田知事が19日、台湾から航空会社の担当者を招き県の魅力をアピールしました。

徳島県は去年、全国で宿泊者数が最も少なく、民間の調査による魅力度ランキングも下位に低迷するなど、観光の振興が課題となっています。

こうした中、後藤田知事は外国人観光客を増やそうと台湾の定期便就航に向けて19日、県庁に台湾の航空会社「スターラックス航空」と旅行会社の担当者を招きました。

この中で後藤田知事が日本酒などの県産品を紹介すると航空会社の担当者は「徳島の魅力を知ることができてとてもうれしい。景色もきれいでチャーター便が運航する時期はさらにきれいになると思う」と応じていました。

この航空会社はこの春、初めて徳島と台湾のチャーター便を運航し、冬に向けては旅行ツアーと組み合わせた便を春の3倍以上運航することにしています。

県は引き続き徳島の魅力を発信し、定期便を就航することで経済効果につなげたい考えです。

スターラックス航空の営業部のマネージャー、頼信如さんは「知事は観光やインバウンドのプロモーションに力を入れていると感じる。まずはチャーター便で台湾の人たちに美しい徳島の街を感じてもらいたい」と話していました。